沖縄の本土復帰50年

沖縄守備隊(第32軍)司令官・牛島満中将の孫貞満さんを講師に迎えておくる

沖縄の歴史と今を知る市民講座第1弾

『沖縄戦・知られざる真実と第32軍首里地下司令部壕』




日時:2月5日(土)14時半から

場所:文京区スカイホール(文京シビックセンター26階)

定員:60名様

参加費:1,000円

講師:牛島貞満さん(元小学校教諭、沖縄修学旅行事前・事後学習支援アドバイザー、平和ガイド)

ZOOMによるオンライン参加も可能です




首里城周辺で32軍地下壕について解説する牛島貞満さん


1 司令官の孫がなぜ

 牛島貞満さんは中学1年生のときまで、祖父の命日(6月22日)には毎年学校を休み
靖国神社に参拝していました。しかし高校生のころ、日本軍が朝鮮や中国でおこなってき
た侵略行為を文献で知り、「立派な牛島中将」と結び付けられなくなりました。

2 「南部撤退」と「敢闘」命令


 牛島中将による日本軍の南部撤退と、自決時の「最後まで敢闘」の2つの命令により
犠牲者が増加し、軍人より多い10万人余の沖縄県民が犠牲に。教員となった貞満さん
は沖縄を訪れて祖父の足跡をたどり、平和学習を通じて「命令の意味」を皆で考え続け
ています。

3 首里城地下司令部壕の調査・公開


 首里城地下司令部壕の調査やフィールドワークを続けてきた貞満さん。首里城焼失を
契機に、県は地下壕の調査・公開に向けた新たな一歩を踏み出しました。沖縄戦の全体
像と過去の過ちを具体的に知り、学ぶ場として、司令部壕公開の意義と活用を語ります。