2024年の沖縄募金を活用し、ブックレットを作成しました。

1部500円(送料別)です。ご注文お待ちしております。




「沖縄」を伝える、つながる、受け止める
 戦後80 年、沖縄戦80 年を前に、南西諸島を舞台に軍事要塞化が急速に進み再び軍靴の音が大きくなっています。その一方で平和博物館、美術館を訪れる学生はもちろん、その父母、祖父母でさえ戦争体験がない世代になっており、若い世代に戦争と平和の問題を「自分ごと」として受け止めてもらうためにはどうしたらいいのか……。ひめゆり平和祈念資料館、佐喜眞美術館、立命館大学国際平和ミュージアムは、こうした問題意識に対して日夜努力をされています。
 弊社も数多くの沖縄平和の旅を重ね、2023 年9 月にはスパイン・ゲルニカへの旅を実施。戦争体験を継承するスペインの努力にも触れ、学んできました。
 本書は弊社企画・実施の旅〈《沖縄戦の図》から読み解く過去と現在 離島の軍事拠点化のいまを見て考える旅―宮古島・本島4 日間〉の一環で、2024 年7月2日に佐喜眞美術館で開催したシンポジウム「戦争と平和、命どぅ宝―絵画が伝える力」を活字化したものです。
 登壇者は立命館大学国際平和ミュージアムの安斎育郎名誉館長、ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳館長、佐喜眞美術館の佐喜眞道夫館長と上間かな恵学芸員です。初の試みとして、旅の参加者もグループに分かれて感想と意見を交流するワークショップを行い、またひめゆり平和祈念資料館と佐喜眞美術館の絵葉書に、“ 意中の誰か” にメッセージを綴りました。「自分ごと」として思いを「伝える」一歩を踏み出す機会になったと思います。

 



 主な内容(目次より)
◆《 沖縄戦の図》ものがたり …………………… 佐喜眞 道夫
◆シンポジウム「戦争と平和、命どぅ宝──絵画が伝えること」
 ・ 戦争と平和、命どぅ宝-文化の力……………… 安斎 育郎
 ・《沖縄戦の図》から読み解くメッセージ…… 佐喜眞 道夫
 ・パブロ・ピカソの《ゲルニカ》と丸木位里・
  俊の共同制作……………………………… 上間 かな恵
 ・ ひめゆりを伝える努力、工夫を重ねて…… 普天間 朝佳
◆絵葉書で「体験」を伝えるワークショップから

◆シンポジスト・コメント